千二百年の祈り 楊谷寺第三十一世住職 日下俊英

「ここは願いをたてる山です」と語るのは、楊谷寺住職、日下俊英氏である。
柳谷観音立願山楊谷寺は、天王山・西山の麓にある、1200年を超える歴史を誇る寺院である。806 年、清水寺の開祖が創建したとされ、乙訓寺で修業中の空海が度々ここで修行した。その際、猿が 目をここの湧き水で洗っていたのを見た空海が、眼病に効く独鈷水として広めた という。近年では、その建物や庭園の美しさから、映画の撮影に使用されたり、 また紫陽花の寺としても知られている。
この寺のもう一つの特徴は檀家を持たないことである。深い信仰による”講”が 作られ、日本各地から多くの人が訪れる。信者たちは、住職の語る様々な「願 い」をかけるのだ。長い歴史を持つ楊谷寺を訪れた人たちは、その歴史のもつ重 みに触れ、心の重石を降ろすのだという。
神仏融合により、多様な宗教を受け入れる日本人の感性は、住職の語る多様性 を認めるという考え方そのものである。多くの人々の願いを聞き、思いを残し、 受け入れる姿勢は、”講”によって多くの人々が集まる楊谷寺のあり方そのものに ほかならないのである。

京都 眼の観音様 ~柳谷観音 立願山楊谷寺~

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楊谷寺晋山式 第三十一世住職 日下俊英師
対談 嶋聡、日下俊英

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